スポーツが上手くなる意識と身体の使い方のレッスン 

サカイク記事補足説明

こんにちは、先日、少年サッカーの保護者向け情報サイト”サカイク”さんに取材をして頂きました。

前編『ボールをよく見なさい。その一言がこどもの動きを制限する』→ こちら

後編『修正に半年かかるクセをダルビッシュが2日で治せる理由』→ こちら

その中で、2点ほどもう少し詳しく説明した方が良いと思ったことがありましたので、今日はそれを書いていきたいと思います。

まず1つめはマラドーナやC・ロナウドは頭を高い位置に保ったままボールを扱っていて、ジダンはボールを見に行ってボールを扱っている。このどちらも正解ということについて。

文中では「その人本来の動きができていればなんでもありなんです。」と書かれていますが、1つだけ原理原則があります。

それは、以下の違いです。

①脊椎(背骨)が伸びる方向の動きを内包していてる。

②脊椎(背骨)が縮む方向の動き、もしくは伸びていても固まる質感を内包している。

どのような動作にも間違いはないのですが、①に当てはまると自然でスムーズな動きになります。②に当てはまると硬くて重い動きになります。

スポーツ的に目指したいのは①に当てはまる動きですね。①に当てはまれば何でもありというのが記事中の表現の意図です。

さて、ここまでの文章を読んで、「そうか、脊椎(背骨)を伸ばして動けばいいんだな。」と解釈してそれを実行するとおそらく98%の人が固まる結果に終わると思います。

それが、2つめの記事の最後で言っていた、「やることが具体的になると固まる。」ということです。

メッシやC・ロナウドやジダンは①を起そうとしてやっているのではなく、結果として①のような動きが現れています。

つまり、彼らは直接、脊椎を伸ばそうと努力しているのではないんですね。自然に出来ています。

ここに、トレーニングやエクササイズの落とし穴があります。

出来てる人は自然に出来ているのであって、頑張ってやっている訳ではない。

我々一般人が頑張ってやろうとしても固まる結果に終わってしまう。

うーん、希望がないですね(笑)。
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ところが、勘のいい方はお気づきかもしれませんが、一流選手達の動きにおいて①が結果として起こっているのであれば、①が起こるように間接的に働きかければいいのではないかということが思い浮かぶかもしれません。

記事の中では首の緊張に着目すると書かれていました。

これをもう少し説明すると、間接的な手段として首の緊張に気づいてその緊張をやめることで①が起こってくるということになります。

しかし、選手1人1人クセは違います。また、学びやすい方法も違います。(イメージで学ぶのが得意な選手、感覚で学ぶのが得意な選手、実際にいい動きを見て学ぶのが得意な選手などがいる。)

従ってアレクサンダー・テクニークは教師がいろんな教え方を駆使し、又、生徒によって教え方が異なることがあり、教え方をマニュアル化できないので文章に表現することが難しい。

つまり、ライターさん泣かせなワークということになります。(笑)  

コーチが選手の問題点を見つけたときに、直接「〇〇を治しなさい」と言って、選手が〇〇を意識しすぎてぎこちなくなることは経験があると思います。

コーチングの醍醐味は、いかに間接的に働きかけることでその問題点が改善されるかを探って行く、そして、いずれは選手が自分で気づいて変化を起こせるようにサポートをしていくことじゃないかなと僕は思っています。

ちなみに、アレクサンダー・テクニーク教師養成トレーニングは3年〜4年で約1600時間が目安とされています。

僕の場合はそれに加え、街を行き交う人の動きを観察し、you tubeでアスリートの動きを観察するということを良く行っていたので、かなりの時間を観察とコーチングのトレーニングに費やしました。さらに教え始めてからも、観察・実験・分析というプロセスを使って動きの探求をしています。

動きが見えるようになり、どのように声かけをしたら上手く選手をサポートをすることができるのかを学ぶのには確かに時間がかかります。

しかし、目の付け所を学ぶことで効率的に学ぶことができると思います。

僕自身が会得してきた観察のコツや声かけのコツを運動指導者の方達にお伝えして行きたいと思っていますので、興味のある方は声をおかけください。

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