頭が全身のコーディネーションに与える影響〜小野伸二選手〜

こんにちは、前回の動きの動きの観察の記事が止まっておりましたが、先日、友人がFBで凄く分かりやすい映像をシェアしてくれていたので、それを使って解説をしていきたいと思います。

これは、小野伸二選手の前所属ウェスタン・シドニー・ワンダラーズ時代の試合前の映像です。

3人でボールを扱っていますが、ボールをタッチする際のそれぞれの選手の首と頭の辺りを見てください。

小野選手はタッチの直前、最中、直後のいずれの瞬間も頭が固定されてなくて、柔らかい状態であるのが見て取れると思います。

一方、他の2選手はボールをタッチする瞬間に頭が微妙に固定されているのが見えると思います。

そして、それぞれの身体全体の動きを流れとしてみた場合、小野選手はしなやかで流れるような、つながり感のある動きになっています。

他の2選手は一瞬止まって又動くという感じで、流れとか連続性がみられません。

おそらく、この選手達はボールを見ること=頭を固定することという習慣を身に付けてしまっていて、それが全身のコーディネーションをほんの少し損なっているのだと思います。

でも、このほんの少しの違いがプロ選手同士がしのぎを削る中で、一瞬の差につながってくるのだと思います。

「おいおい、小野選手と比べるのは可哀想だろ」という声も聞こえてきそうですが(笑)

では、他の2選手は少しでも小野選手のスキルレベルに追いつけないのでしょうか?

(サッカー選手のピッチ上でのパフォーマンスには、戦術理解なども絡んでくるので身体の使い方だけでいい選手かどうかが決まる訳ではありませんが、ここでは身体の使い方に絞って話をしています。)

今の彼らの身体の使い方=ボールを見る際に頭を固めるというクセを持ったままでも、いろんな技を習得したり、リフティングの回数が増えたりということはできるようになると思います。

ただし、小野選手のように柔らかく身体全体を使ってボールを扱うスキルを身につけたいと思ったら、ボールを見る瞬間に頭を固めるクセをやめて練習を行う必要があります。

これは、人体の構造自体が首を固めると動きが止まるようにできているので、動きの質の改善を求めるのであれば避けられない部分になります。

まずは、身体感覚を繊細にする練習をして、自分が動いている最中に何をやっているのかを自覚できるようになりましょう。

自分の動作をビデオに取って見るのも有効だと思います。

中には、特に見て学ぶことが得意な人の場合、この映像を見ただけで「そうなんだ!」と気づいて自分でできるようになる方もいると思います。

いい選手の動きを見るというのは、動きの質を改善したい場合にもオススメです。

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