NHK番組で見えたサッカー選手の体幹の使い方の違い

こちらはスポナビブログが廃止されることに伴い、記事を移動させました。(2014年7月17日投稿)

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ちょっと前になりますが、NHKで放送されたネイマールやシャビ、イニエスタのヒミツを探る特集は画期的でしたね。

今までの研究は体育会所属の大学生と一般人を比べるなどが多かったので、世界のトッププレーヤーのヒミツの一端が明らかにされるなんて、凄いです。思わず、興奮してしまいました。(笑)

その中で、気になったのが、ネイマールの1対1のヒミツが明かされた場面でした。

番組では、元日本代表の乾選手の1対1とネイマールの1対1が実験・比較されていましたが、重心移動の自由さ、振れ幅がかなり違っていました。

乾選手が「次元が違う」というようなことを言っていたぐらいです。

You Tubeなどで実際の動きを見てみると、両者の体幹のしなやかさが違うことが見えると思います。

例えば、切り返しを行うときに、体幹を1つの固まりとして使っていると、重心の移動は足で踏ん張って切り返すか、体幹を傾けて切り返すという動作になります。

一方、体幹がしなやかであれば、体幹自体で力を吸収したり、重心移動を自在に行うことができ、相手に読まれにくいタイミングで切り返すことができます。ネコの動きなどを見ていると、音もなくすーっと移動していきますね。そんな感じです。

さて、最近は体幹トレーニングが人気ですが、体幹トレをやっているみなさんは何を目的にトレーニングを行っていますか?

①体幹の筋肉量を増やして安定化させ、足で起した動きが伝わりやすくする。

②体幹もしなやかに使えるようにして、重心移動や、切り返しなどの動きを作る動力源として使えるようにする。

①の代表が長友選手や本田選手だと思います。②の代表はネイマール。野球選手だとイチロー選手などですね。

①のトレーニングでも本人の努力と才能次第では、世界のビッグクラブで活躍レベルまで行けるということはすでに何人もの選手達が証明してきています。

しかし、このNHKの実験で、両者には動きの質的に異次元といえるぐらいの差があることが分かりました。

今回のワールドカップでも、世界のトップと日本の差はなんだろうと思われた方も多かったと思います。

戦術、技術、心理面などあらゆる面での違いがあったと思いますが、私の専門である体の使い方という点では、体幹を自在に使いこなせているかというところが一つのポイントだと思いました。

今後、日本の選手がフィジカルの面でもう一段上に行く為には、体幹トレーニングに②を実現するための要素を加えて行くことが必要なのではないかと思います。

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