アレクサンダー・テクニーク

アレクサンダー・テクニークはからだの自然な動きを妨げている習慣(クセ)をやめるワークです。余計なことをやめると、からだのバランスがとれてしなやかに動けるようになります。

からだが自由に動くようになることで、スピード、持久力、瞬発力アップ、技術の向上、スポーツ障害、スランプ、あがり等への効果が期待できます。

しなやかなからだ

子供や動物のような「しなやかで自由に動くからだ」で動ければスポーツが、日常生活が、仕事が、人生が楽しくなると思いませんか?

ご自分やまわりの人を見てください。「硬いからだ」で大変そうな人がたくさん見つかると思います。そんな「硬いからだ」「しなやかなからだ」では、いったい何が違うのでしょうか?それは、人体の構造を見ると分かります。

身体の一番上に乗っている頭はとても重いので、頭と体がしなやかに動き、バランスがうまくとれていれば、からだは自由に動くことができます。反対に、バランスがとれていないと、からだは倒れないようにあちこちの筋肉を緊張させて支えようとします。

頭と体が固まっていれば「硬いからだ」、自由に動けていれば「しなやかなからだ」になります。それでは、みなさんの中で本当に頭と体が自由に動いてバランスしている人はどのくらいいるのでしょうか?

試しに頭をゆっくりと左右に回転させてみてください。とどこおりなく回ればかなり自由に動けています。首や体のあちこちに緊張が走った人はまだまだ向上の余地があります。

お手本は赤ちゃんの動きです。野球のイチロー選手やサッカーのメッシ選手など、しなやかで美しいと感じるアスリートの動きもぜひ観察してみてください。上手くできた人も出来なかった人も、今はゆっくりとした動きの中だったので違いを感じることができたと思います。

スポーツなどの実際の動きの最中に、頭と体がフリーな状態で動けている人はどのくらいいるでしょうか?多くの人にとってスピードのある動きのなかでは、自分が自由に動けているかどうかに気づくことはとても難しいことです。

私が、スポーツや日常の場面で人の動きを観察していると、気づかないうちに緊張を作り出し、頭と体の自由なバランスを失っている人をたくさん見かけます。

クセが作り出す問題

気づかないうちに自分でつくっている緊張は繰り返すうちに習慣(クセ)になります。そして、同じ動作を繰り返すたびにからだに負荷がかかるようになります。

例えるならブレーキをかけたまま前に進もうとしているような状態です。
これが悪い姿勢や肩こり・腰痛、スポーツ障害、スピード・持久力・瞬発力の低下、スキルの伸び悩み等の原因
です。

からだの緊張が常態化すると、メンタルにも影響が及び、やる気がでない、スランプ、うつになる場合もでてきます。スポーツ選手のケガや不調による早すぎる引退には、多くの場合、繰り返してきた動作の中にあるクセが関係していると思われます。

どうやってクセをやめるか

みなさん、問題を解決するために様々なエクササイズや治療を行ってきたと思います。しかし、治ったと思っても再発したり、だましだましプレーし続けたりするなど、効果があがっていないことも多いのではないでしょうか。それは、脳・神経レベルでの改善がされていないからです。

ある動作が習慣(クセ)になると、脳からの指令を新しく書き換えない限り、常にその指令が脳から神経に送られ続けます。つまり、エクササイズや治療をしても、指令の書き換えが行われていないので、クセは残ったままということになってしまいます。

「問題を作り出している習慣化した脳からの指令を、動きの中で新しく書き換えること。」これがアレクサンダー・テクニークでやっていることです。習慣になった脳からの指令を書き換えるためには、その習慣(クセ)が起こることを防止しながら新しい動きを実行し、それを意識的に繰り返すことが必要です。しかし、ほとんどの人はその動きを「やろう」と思った瞬間に、無意識に古い習慣の神経回路のスイッチをONにしてしまいます。これが自分ひとりでクセをやめることが難しい理由のひとつです。

他にも、「問題の原因となるクセに自分自身が気づいていない。」ということや、「新しいやり方を実行した時に、不安感や間違っている感じを受けるのでなじみのやり方に戻りやすい。」ということが、クセを自分で解消することが難しい理由です。

アレクサンダー・テクニークの教師は、生徒にクセが起こらないようにしながら新しい体験に導くための訓練を約3〜4年1600時間受けているエキスパートです。実際のスポーツなどの動きの中で不要なクセをやめるためには、経験豊富なアレクサンダー・テクニークの教師とレッスンをするのが一番の近道です。

脳からの指令を上手く書き換えることができると、問題が消え、自由に動く頭と体がよみがえってきます。からだが自然に動き始めると、徐々に痛みが消え、ラクに動けるようになり、パフォーマンスが向上します。

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