スポーツが上手くなる意識と身体の使い方のレッスン 

状態別のレッスン内容

アレクサンダー・テクニークではココロとカラダは一つであると捉えています。そして、それはカラダの動き(筋の緊張)に現れます。本来の人間の自然な姿とはカラダの隅々まで動きがある状態です。いわゆる自然体と言われているものです。
*”動き”には触れてみると筋肉が生き生きとした感じがするなど微細な動きを含みます。

レッスンでは、筋肉・筋膜・骨格に動きがあるか、動作に流れるような動きがあるか、意図や思考が動きを制限していないか?という観点で生徒さんを見て行き、動きが滞っている箇所が動きを取り戻すように、コーチング、手技、エクササイズ、カラダを使ったゲームや遊びなどを使ってサポートを行っています。

カラダが本来の自然な動きを取り戻すことで、動作がラクになり、痛みが軽減され、スポーツ・ダンス・演奏などのパフォーマンスが向上します。また、仕事や日常の動作も楽に行うことができるようになります。

状態別レッスン内容

動きは意図から始まります。カラダが自由であれば意図した動きを体現しやすいのですが、様々な要因がそれを妨げます。以下、下に行くほど心身の動きが少ない(カラダが固まっている)状態になります。それぞれに応じたレッスン内容について書いていきたいと思います。 

私のレッスンでは生徒さんが②の自分で望んだ動きが作り出せるようになってもらえることを目指しています。その後、①を目指すのに必要なのは②のベースをもとに自分で探求を続けることです。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
いわゆる自然体:ココロとカラダの隅々まで必要な動きが内在している状態。自由自在に反応し動くことができます。達人と呼ばれる人や、トップレベルのアスリート、パフォーマーの域になります。

意図することで自分の望んだ動きが作り出すことができ、その動作を分析してさらに良い動作を作り出せる段階:練習を重ねることでより思い通りの動きができるようになります。肩こり腰痛なども自分が作っている緊張が原因であることに気づくことができ、自力で軽減させることができます。

意図・思考を変えることで動きが変わる段階:カラダがそれほど固まっていないので、動きをみてコーチングすることでどんどん変化していくことができます。動作の質を上げたい、上手くなりたいなどが目標。子供や中高生へのレッスンはこれで十分の場合が多い。グループレッスンがオススメ。

緊張が強くてカラダの感覚がない状態:レッスンで変化しても、筋肉内のセンサーが麻痺していて自分でその変化を自覚できない状態。カラダの感覚を呼び覚ます練習を多めに行います。グループレッスンでも十分に学べますが個人レッスンを併用することでより早く効果を実感できます。

筋肉・筋膜が拘縮したり、骨格にゆがみや猫背などの姿勢の問題が生じていて自力で変化を起こすことが難しい、又は変化を起こせてもすぐに戻ってしまう状態:肩こり腰痛、スポーツ障害など痛みを何とかしたいということがまずは最初の目標です。個人レッスンでテーブルワークなどを中心に手技で対応します。

トラウマなどココロの問題でカラダの深部に緊張を抱えている場合:筋肉が固い場合と、必要な張りがなくて弱々しい感じの場合があります。個人レッスンでじっくりと時間をかけて働きかけていきます。レッスンで変化が出ない場合は、トラウマ療法の専門家の紹介も致します。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 このように表すと①が良くて⑥が悪いという捉え方をしがちですが、人間はそれぞれ必要に応じてカラダを固めたり緩めたりしているので、そこに良い悪いはないと思っています。

例えば、長い人生の中で⑥の状態でしばらくお休みをする必要がある方もいらっしゃいます。そのような場合は十分に休みを取ってもらい、「さあ、動き出そう!」という気持ちがでてきた時にサポートをさせていただくことでスムーズに動きのあるカラダに移行して頂くことができます。

スポーツなどのパフォーマンス向上から肩こり腰痛などの痛みまでと聞くと、全く別のもののように思えますが、カラダの動きという観点でみるとそれらはすべてカラダの緊張の程度の差であると理解することができます。ですので、様々なタイプの生徒さんとレッスンを行うことができるのです。

私がレッスンの際に心がけていること

・今のカラダの在り方には意味があります。まずはそこに敬意を払い、カラダが自然に動きたくなるように働きかけることを心がけています。

・楽しくレッスンを行うこと。常に遊び心をもって学んでいただくことが上達への近道だと思っています。

上達のコツは?

①自分がどのうように動いているのか自覚がある場合:不要な緊張や動作をやめていきながらトレーニングを行うことができるので、ケガやスランプに陥らずに上達し続けることができる。

②自分の動作に無自覚で一生懸命頑張って練習する場合:自分の動作に不要な緊張が含まれていると、年月を重ねる毎に緊張が溜まり、カラダが動きにくくなる。また、ケガやスランプにも陥りやすくなる。結果、引退も早くなる。

もちろん①が上達のコツになります。これに、遊び心プラスすることで楽しみながら上達することができます。

Be Sociable, Share!